一級品近代以降「端正」という形容がピッタリかもしれません。色遣い、サイズ感、配置等。非の打ち所の無い、まるでお手本のような様式美です。自然主義・印象派作品は、その殆どが受注制作ですので、この作品の場合ですと、菊の本数、色、ペインターの指名などが可能です。ペインターによっては何年も待たされますので、第一~第三までの希望を入れます。時には、引退されていて希望が叶わないことも。カトラリー痕や金縁の薄れなどの、特筆すべき難の無い美品です。明日から9月。重陽の節句も間近です。菊酒に酔いしれつつ、新旧の菊を愛でるのも一興でしょう。ご検討頂けましたら幸いです。(御参考)直径:約 25.8 cm